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50000かけの気力

 

 

 

援農隊の皆さま:

先日(10/5)、糸満中村農園での援農お疲れ様でした。
ニンニク植え付けにはばっちりな天候に恵まれ、土までもがニンニクにかぶりつくような、左手も右手も足元もニンニクな、ニンニク日和。

今回は新たに西原で農業を営んでいらっしゃる 呉屋エイ子さんがご参加くださいました。
「援農に前から興味はあって、ぜひ体験してみたくて。。」
呉屋さんも約3000坪を要する農家さんで、果樹栽培を主に行っています。
マンゴー、パッションフルーツ、シークワ−サーそしてドラゴンフルーツなど。すべて有機無農薬。
来年の夏ごろには皆さまの食卓に並んでいるかも!ですね。


前回(9/27)の続きで250坪+800坪のニンニクの植え付け作業。目標36000かけと意気込んでスタートしたこの日。
結果から申しますと、それをはるかに超える50000かけを植え付け、中村農園のニンニク植え付けを終了しました。
前回ご参加くださった方々はわかると思いますが、一つの穴に一人がヘラでほぐし、一人が植え付けという二重作業。もちろん時間もかかります。が今回の援農は天候が手助けしてくれました。
前日、前々日の大雨が功奏し、土は柔らかく湿り、それはヘラ作業を不要にし、ニンニクをしっかりと吸着し、一手一手がスムーズで、ストレスはなく、むにゅむにゅとした植え付け感覚はなんだか気持よく、いくらでもイケる!そんな感じです。また天気が曇り日和。涼しく心地よく、いくらでもかかってきなさい、と。

安里仁一郎さんの調査によると、過去援農は三カ月続いており、援農日となる、水曜のみが、水曜だけが、一度も雨日和になってないようです。仮に、この水曜の援農日が他の曜日になっていたとするなら、過去必ずどこかで中止が生まれていたと。今回も前回も午前のみ参加の安里さん。その姿はかっこよく、お昼休憩を前に、半ズボン姿にクバガサをセットで「お疲れ様でした」の一言。シブい。

さて今回の作業。もちろんネックな部分もあります。
粘土質な土壌はどんどん結着し、長靴はサイズが2倍ほど、重量5倍ほど、まるでコギャルの厚底ブーツ状態。
そんな状態で作業を進めるといかに足場の稼働距離を減らし、植え付け範囲を広げるかが課題です。
植え付け方法は人ぞれぞれで、膝をつきできるだけ土に取られず、一度ポジションを定めたら一気に広範囲を植え付けてみたりはだしになり中腰姿でモクモクと植え付けてみたり、いかにこの環境をうまく利用するか。
私も裸足で挑みました。こんなのいつ振りだろうかと思いながらも、土のひんやり感は気持よく、雨で湿った土の感触は独特で、やみつきになるほどです。
たび重なるスクワット状態で、翌日太ももは筋肉痛で階段が。。。。笑

最近、農業の祖「二宮(金次郎)尊徳」の本を読んでいるのですが、そこから一つ援農にピッタリの言葉があったので紹介させていただきす。

積小為大(せきしょういだい):
大事を為さむと欲せば、小なる事を怠らず勤むべし
小積もりて大となればなり
およそ小人の常、大なる事を欲して小なる事を怠り出来難い事を憂いて、出来易い事を勤めず
それゆえ終(つい)に 大なる事をなすこと能わず
たとえば、百万石の米といえども、粒の大なるにあらず

夜勉強するために自分で油を手に入れる方法はないかと、洪水跡の自分の家の荒地に油菜を植えた金次郎。
翌年にはそこからかなりの採種の収穫があった。それを油屋に持っていき、いくばくかの灯油に換え、それを油屋に預けておき、いつでも必要な時に自分の油が手に入るようにした。
このことから、小が大を生み出す自然の生命力、すなわち荒地わずかな苗を植えて、それが十倍にも百倍にもなるという積小為大の自然の大原理を発見し、それを応用して数々の町を再生(経営再建)していくのですが、この一から多を生ずる積小為大の法則ほど、農業の魅力、すごさを物語ってないでしょうか。
今回のニンニクでもそうですが、一かけが4ヶ月後にはいくつも束なって一つのニンニクとして出来上がる。
トマトにしても何にしても、タネ一つから取れる収穫量は100倍以上です。
一人ひとりの小さな力も束になれば巨大な力を発揮するものです。
援農も、一人でやれば果てしなく長い植え付けも、皆でやれば楽しく、効率よく、文殊の知恵を出し合いながらあっというまです。
それが50000かけという想像もできないような目標をクリアできた要因なような気がします。
「達成感」が何倍にもなって「嬉しさ」が存分に味わえた一日となりました。

お昼:
中村さんのお姉さん、妹さん、おばあちゃんたちが今回もエプロン姿で数々の料理を提供くださいました。
しょうが焼は、たれも特性で、下に敷いてあるタマネギの甘さ、キャベツの食感がうまく絡み合いまたまたぺろりと。
少し食べすぎで昼寝に就くまで苦労しましたが。。笑
毎回提供されるおばあちゃんの天ぷらはバラエティーが増え、今回はチーズ巻き?も加わりました。

裸足姿の援農隊、厚底長靴の援農隊、くばがさ姿の援農隊。次回はどんな援農隊が出てくるでしょう。


ダイハチマルシェ 下地雄久

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