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躍進を遂げるじゃがいも隊

援農隊の皆さま:

先日(11/3)伊芸農園での援農おつかれさまでした。

先週に引き続き、じゃがいもの植え付け作業となった今回の援農。届いた種イモは植え付け時期ばっちりの極上品。半分にカットされ、芽も少々でてきており、なにより腐れなし!!

援農二回目で全身をオレンジに包む横関さん。
作業着のつなぎに、長靴姿でオシャレにキマッテいました。

40ケース届いた種イモを植え付けに入ります。一つ一つがカットされているために、一箱あたりの個数は前回の倍以上。
ひとり一箱を持ちながら前回同様に植え付けています。

一畝(植え付け)が終わりかけたころ、右を振り向くとなんだか樋口さんが面白いことをしています。
(写真で見るとわかりやすいかもしれません)畝を足でまたぎ、まるで空手の「突き」を両手で土に交互に突きどんどん穴をあけています。前回までの植え付け方は一人で一種植えるために、
穴をあけ、植え、土かぶせの一連を一人ひとりが行っていました。
そのために進むごとに無駄な動きがありました。

が今回は(パイナップルの植え付けに似ていますが)
①    一人は穴をあけ続ける
②    一人は種イモを穴に放り投げる
③    一人は土をかぶせる
それぞれ一方向に進むだけで動きに無駄がなくなり作業効率が何倍にもなります。

「突き」を経験した横関さんは「まるでベストキッドの修行だな」と。笑
ただ心配なのは指先がつりそう。。。笑

ここから作業が何倍のスピードで進んだことでしょう。

あまりに速くて横で畝作りをしていた伊芸さんは

「機械が人に負けるなんて。。。」と唖然です。

「農薬」は薬を使い、生産性を上げますが

「脳薬」は人手をうまく使って生産性をそれ以上にあげるようです。

お昼に入り、
伊芸さんつくる有機・無農薬生姜をふんだんにつかった紅豚生姜焼きを堪能させていただきました。
漬け合わせももちろん生姜で、すりおろしたものを好きなだけ追加し贅沢に頂きました。
ここでも印象的だったのは横関さん。
「何これ!!」と笑顔満点で本当においしそうに食べておられました。笑

昼寝を挟んで午後の植え付けへと戻ります。

大城先生と中村さんは午前に続き、伊芸農園独自の肥料をまいていきます。

私たち植え付け隊は今回用意された約1,000坪の畑の植え付けを完了すべく戻ります。

時間が進むにすれ植え付け方法にもさらに工夫が加わります。

穴あけは指から道具へ、土かぶせも道具をうまく使い効率よく進んでゆきます。

15:00頃、飯野さんが現れました。

かりゆしウェアに身をつつみ、ビジネスモードの飯野さんも畑に来れば畑人(ハルサ—)です。笑

エビスビール一ケース(24本)のさしいれも持参して下さったので、次回の援農お昼には

飯野さんのエビスビールが待っています。笑

今回の実績ですが過去一番の成果かもしれません。
いったいどれだけの生産性を生み出したでしょうか。

午前のみの成果:
約4名が植え付けにまわり、20畝の植え付け。1畝あたり350~400個。
20×350(400)=7,000(8,000)個

午後も合わせると30畝以上。

前回の10名での植え付けと全くひけのとらない生産性です。

終わった後に畑を眺めると、あまりの進みように、ただただ笑うのみでした。笑

ダイハチマルシェ樋口のtwitterより抜粋:

「毎週水曜日、農場で泥まみれになってハタラク援農プロジェクトを始めてから約5ヶ月が経過した。毎週畑でハタラクたび、大きな気付きやインスピレーションや学びを得ることにいつも驚かされる。私の先週のインスピレーションは生産性ということについて。今までで最も生産性の高い一日だったからだ。

僅か4名、実労5時間、延べ20時間の労働で、実に1000坪(1/3ha)をゆうに超えるジャガイモ畑の植え付けを完了した。ひと畝に400個の種イモを植え付け、それが約30畝、1万2000個の種イモだ。4ヶ月後の収穫までに、これが仮に5倍に増えると6万個のジャガイモになる。

一般に、農業は生産性の低い産業だと理解されている。
毎週畑に出て、知力と体力を総動員して全力で農作業の試行錯誤をしながら、私はこの常識はまったく根拠がないものだと確信するようになっている。

日本の農業は弱いから保護しなければならない、補助金を与えなければならない、自由競争経済から保護しなければならない・・・。政治経済のすべてはこの前提によって立つのだが、仮に、その前提がまったく恣意的なものだとしたらどうだろう。
例えば、現在大きな議論となっているTPPの問題も、まったく異なる前提で、まったく異なる合理性に従った、まったく異なる議論が可能かも知れない。それどころか、日本の政治経済の前提が根源から転回する可能性を秘めているのだが、そのヒントは、毎週訪れる畑の中にある。

着眼対局、着手小局。日本の政治経済やマスメディアの表舞台で農業を語るよりも、心の通った仲間と畑に出て、自分自身の知力と体力の限界に挑みながら生産性を追求する方が、本当の解に近いような気がしてならない。

農業の現場に深く関わって分かったことは、農業とは驚くほどの生産性をもった業態だと言うことだ。冷静に考えてみれば、種を蒔いて4ヶ月で収穫。初期投資を殆ど必要とせず、僅か4ヶ月後に現金で回収、しかも、一粒の種から(作物によるが)100倍以上に増える産業など他に存在しない。

どんなハイテクIT企業、金融工学、投資、製造業、サービス業を見ても、これに比するだけの恵まれた事業形態を探すことは容易ではない。そういう目で見ると、確かに飲食業など、毎日のように廃業する業態と比べると、農家の廃業率は非常に低いと言えるだろう。一般的な農家は経営学を学んでいる訳でもない、財務に明るい訳でもない、しかし、何十年もその業を営むことができる。

裏を返せばそれほど事業的に安定し、生産性が高く、運営が容易な産業なのだ。最大の問題は、農家であれ、農協であれ、行政マンであれ、政治家であれ、農業に関わる殆どすべての人たちが、「農業の生産性は低い」という世界観を持っているということではないか?先のジャガイモの植え付けの莫大な生産性を見て、端で見ていた農家や「農業の専門家」たちはただただ驚愕していたが、私に言わせれば、いわゆるきちんとした大手企業や、市場で先端を走るビジネスの世界で、当然になされている原理と知性とチームワークを発揮しただけの話なのだ。

本来は、生産性の著しく高い農業に対して、生産性が低いという常識(世界観)を持って対処すれば、著しい余剰価値が生まれて、逆に誰も働かなくなる。結果として、現場(農家)の生産性が著しく低下するのは当然の原理なのだ。

こんなことを言えば、批判を受けるかも知れないが、農業の生産性が低い(ように見える)のは、農業そのもののせいではなく、農家の(世界観の)せいだ。農業の生産性が低いという世界観で仕事に向かえば、そのイメージは現実になり、確かに「生産性の低い農業」が生まれる。その「現実」を所与として、社会の枠組みを構築すると、現代農業と現在の我々の社会のようになる。

次世代農業の解が、既存社会のパラダイムの外に存在すると私が考える所以である。」

つまり、私たちが行っていることはただの援農ではないのです。それを再認識させてくれるとても意義深いツイートでしょう。

援農終了後に、横関さんが放射能の危険性について一時間講義をしてくれました。

どれだけ沖縄で生産される作物が安全か。もです。

援農で皆さんが植え付けした作物がダイハチマルシェのHPに並ぶのは早くても2月頃です。

もう少し!お楽しみに!

ダイハチマルシェ 下地雄久

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